【分析を申し込むために】
1. 申込内容入力時の留意点
ここでは,タンパク質配列分析の申込内容入力時に気に留めていただきたい内容について御案内します
分析担当者からのお願い
申込入力欄はかなり細かい内容となっていますが,測定する際の条件設定やデータの確認等に必要な情報であり,依頼者の皆様に記入のご協力をお願いしています.
Webシステムへの入力に不安がある場合には,直接分析担当者までご連絡ください.
- 試料名
- 英数字10文字以内で記入してください.
- 申し込み残基数
- N末から解読したいアミノ酸残基の数を指定してください.候補にない場合は「その他」から残基数を入力してください.
- 試料状態
- 試料が粉末等固体の場合など,PVDF膜転写試料以外の場合はすべて溶液試料の料金となります.
- 試料量
- 電気泳動時のバンド,吸光度等から見積もった値で,大まかに桁が合っていれば問題ありません.
- 分子量
- 電気泳動等で見積もった値をご記入ください.
- 修飾処理
- システイン・シスチンは修飾を行わないと検出されません.当分析ではピリジルエチル化処理を推奨しています.
- 不純物
- アミノ基を持った界面活性剤などは妨害ピークとして現れることがあります.バッファー等で使用されたものをご記入ください.
- 最終段階の精製方法
- サンプル純度などの参考にさせていただきますのでなるべくご記入下さい.
- 候補配列
- 既知配列の場合,分析時に参考にさせていただきます.
- 測定の目的
- 分析の中止・続行などの判断材料にさせていただきます.
- 解読できない場合
- 当分析では解読を行ったアミノ酸残基数で料金を請求させていただきます.配列としてまったく読めそうにないときに,こちらの判断で分析を5残基で中止してしまってよいものかご指定ください.ただし,分析中止をご希望の場合は,分析担当者の立会いが必要となるため,通常より時間がかかる場合があります.