研究設備の共同利用により先端的な研究成果を創出するためには,研究をサポートし,各分析装置等を担当する技術職員の存在は欠かせません.そのため,技術職員は各装置の操作やデータ解析に関して十分に習熟している必要があり,より深い知見を持つと共に,広い視野を持った職員として,研究者へ技術提供することが求められています.
既に豊富な経験と高度な分析技術を有する専門技術職員,与えられた分野での技術を習得し,さらにスキルアップを望む中堅職員,まだ採用されて間もない技術職員など,大学内には様々な経験値の技術職員が混在している中で,それぞれが,研究力強化へ向けて必要な人材としての存在感を現していく必要があります.
そこで,技術支援人材育成という活動目標を掲げるグローバルファシリティセンターでは,機器分析の基礎を幅広く習得し,個々の技術職員のスキルアップ・キャリアアップへとつなげるための手段の一つとなるよう,テーマ選択型の専門研修会を企画しています.
本研修会をシリーズ開催することにより,継続的な技術支援人材育成プログラムの発展に寄与することを目的としています.
テーマ:「ICP分析法の最新高度技術研修会」
開 催 日:平成30年7月10日(火)~11日(水)
講 師:Agilent Technologies Inc. 鹿籠 康行 氏,Applied Spectra Inc. Jhanis Gonzalez 氏
対 象:北海道大学に所属し、技術支援人材として向上心のある技術職員。
また、実務でICP分析もしくは原子吸光法を取り扱っている者が望ましい。
定 員:講義50名 実習10名程度。なお、受講希望者多数の場合には、具体的な業務内容等を勘案の上、選考する。
申込方法:部局事務担当宛てに募集要項を送付いたしましたので,資料をご確認の上,お申込みください.
締め切り:平成30年7月4日(水)
本件担当:創成研究機構グローバルファシリティセンター 吉沢
テーマ:「アドバンスコース Solarix」
開 催 日:平成29年10月25日(水)~26日(木)
講 師:ブルカーダルトニクス アプリケーションエンジニア 課長 韮澤 崇 氏
対 象:北海道大学に所属し、技術支援人材として向上心のある技術職員。
また、実務でMALDIもしくはMSを取り扱っている者が望ましい。
定 員:定員は10名程度とする。なお、受講希望者多数の場合には、具体的な業務内容等を勘案の上、選考する。
申込方法:部局事務担当宛てに募集要項を送付いたしましたので,資料をご確認の上,お申込みください.
締め切り:平成29年10月20日(金)
本件担当:創成研究機構グローバルファシリティセンター 吉沢
テーマ:「分析値の取り扱い」 (開催報告 pdf)
開催日:平成28年3月7日(月)~8日(火)
講 師:東京都市大学 平井昭司先生, 化学物質評価機構(CERI)山澤 賢氏
【実施スケジュール】
1日目(3月7日)
9:00~ 受付
9:30~ 開会
9:35~9:50 (15分) 自己紹介 (ひとり1分程度)
9:50~10:50 (60分) 分析の品質保証
11:05~12:00(55分) 数値の取り扱い
13:00~14:00(60分) 標準物質の役割とトレーサビリティ
14:10~15:10(60分) 分析のトレーサビリティと校正
15:20~17:00(100分)分析値の不確かさ―その考え方,求め方
2日目(3月8日)
9:30~10:20 (50分) 分析値の不確かさ―事例紹介
10:30~11:20(50分) 分析値の不確かさ―演習と評価①
11:30~12:20(50分) 分析値の不確かさ―演習と評価②
13:20~14:10(50分) 分析値の不確かさ―演習と評価③
14:15~14:35(20分) まとめ 別紙1 質疑応答
15:00 閉会