新たな共用システム導入支援プログラム 拠点紹介

オープンファシリティプラットフォームページへ戻る

※各拠点に関するお問い合わせはグローバルファシリティセンター事業推進室(contact[at]gfc.hokudai.ac.jp)までご連絡ください。

ファーマサイエンス共用ユニット(Pharma Science Open Unit/PSOU)

ユニット構成組織

薬学研究院での機器共用の実績

薬学研究院では、日本の創薬科学研究の拠点として先端の創薬・創剤および生命科学研究を展開・推進するという理念に基づき、部局独自に共用設備の充実を進めてきました。また、平成22年に創薬科学研究教育センターが薬学研究院内に設置され、有機系、スクリーニング系、生物系実験室を整備し創薬研究で必要となる機器が整備されました。

PSOUの特徴

創薬研究において、生物系-有機系-物理分析系の分野融合による総合力が必須となります。PSOUは上記2つの独立した機器共用の運用システムを統合することで研究者間の橋渡しとなり、先端創薬機器の教育・指導支援を行い、先端の創薬・創剤および生命科学研究を遂行します。

創薬科学研究教育センター画像
創薬科学研究教育センター

全自動スクリーニング装置画像 等温滴定型熱量計 表面プラズモン共鳴測定装置 示差走査型熱量計 ナノリットル分注器
全自動スクリーニング装置 等温滴定型熱量計 表面プラズモン共鳴測定装置 示差走査型熱量計 ナノリットル分注器

ソフトマター機器共用ユニット(Soft Matter Open Unit/SMOU)

ユニット構成組織

ソフトマターと北海道大学における戦略

ソフトマターは高分子、液晶、ゲル、生体物質など柔らかい物質・材料群に対する総称・概念であり、次世代の革新材料として期待されています。平成28年4月、本学はソフトマターに関する世界トップレベルの教員を国内外および学内から結集した総長直轄の教員組織“ソフトマターグローバルステーション”を発足し、その活動拠点を先端生命科学研究院附属次世代物質生命科学研究センター内に設置しました。

SMOUの特徴

同センターにSMOUを併設し、最先端機器を共用化することで、ソフトマター分野融合の先端的・機動的な複合領域研究のスタートアップ支援、大型共同研究などの産学連携の強化にも活用できることを特徴としています。

アピールポイント

本ユニットで共用化されている「水蒸気雰囲気示差熱天秤」や「形状測定レーザーマイクロスコープ」などは、材料分野での測定実績もあり、これまでに骨伝導能・軟骨再生能を有する新規ソフトマテリアルの開発に成功しています(北海道大学プレスリリース(http://www.hokudai.ac.jp/news/160518_sci_pr.pdf))。現在、生体代替材料、省エネゴム材料、高機能フィルム材料など4社との産学連携研究も進行中で、今後、先端ソフトマター開発の北海道大学研究拠点として共用化装置を活用した研究成果が期待されています。

先端生命科学研究院附属次世代物質生命科学研究センター ソフトマター材料・デバイスの創出
先端生命科学研究院附属次世代物質生命科学研究センター ソフトで壊れないゲル、自己修復ゲル、色彩コントロールなど
革新的なソフトマター材料・デバイスの創出

先端物性共用ユニット(Advanced Physical Property Open Unit/APPOU)

ユニット構成組織

APPOUの特徴

広い温度領域、超高圧、強磁場といった極限環境下での物質材料分析技術は、研究者が培ってきたノウハウがあり、市販されている分析装置で容易に測定することは困難です。APPOUでは、独自に開発した先端測定装置を共用化し、本学および道内の大学、高専、企業における研究・教育を支援するとともに地域の共同研究を活性化する基盤拠点を構築します。

アピールポイント

物性測定に精通していない研究者・院生でも専門的な測定が行えるように、サポートシステムが充実しています。

極低温液化センター画像
極低温液化センター

超広帯域誘電分光測定システム 磁気特性測定装置(MPMS) メスバウア分光装置 スピンSEM
超広帯域誘電分光測定システム 磁気特性測定装置(MPMS) メスバウア分光装置 スピンSEM
多核種NMR測定システム FE-SEM 極低温微小試料比熱測定システム 多重極限高磁場測定装置
多核種NMR測定システム FE-SEM 極低温微小試料比熱測定システム 多重極限高磁場測定装置

マテリアル分析・構造解析共用ユニット(Material Analysis and Structure Analysis Open Unit/MASAOU)

ユニット構成組織

MASAOUの特徴

マテリアル分析・構造解析共用ユニット(MASAOU)では、3つの全学共同利用施設と電子科学研究所が一体となり、専任コーディネータによる受付相談から、試料作製、観察・測定、さらに評価・解析までの一貫したサポート体制の下で、組成分析・構造解析、組織・表面解析、電子状態解析など、マテリアル研究を広範かつ総合的に支援します。

アピールポイント

原子間力顕微鏡、透過型および走査型電子顕微鏡、単結晶および粉末X線回折計、レーザーラマン、光電子およびX線分光装置などの観察・測定装置だけでなく、薄膜試料作製装置、イオンスライサー、クロスセクションポリッシャー、不活性雰囲気サンプリング装置など試料作製装置も備えています。

ナノ・マイクロマテリアル分析研究室 高エネルギー超強力X線回折室 光電子分光分析研究室 電子科学研究所
ナノ・マイクロマテリアル分析研究室 高エネルギー超強力X線回折室 光電子分光分析研究室 電子科学研究所


―低融点合金の三次元電子顕微鏡像(試料:ウッドメタル)―
反射電子(COMPO)像 スライス像 透過処理像
反射電子(COMPO)像 スライス像 透過処理像

One Healthに貢献するオープンファシリティユニット(One Health Open Unit/OHOU)

ユニット構成組織

OHOUの特徴

本拠点では、次世代シークエンサー、蛍光スキャナー、マルチプレックスアッセイ装置、表面プラズモン共鳴測定装置など核酸からタンパク質レベルでの研究機器に加え、組織切片の作成や透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、蛍光顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡、バーチャルスライドシステム、フローサイトメーターなどを用いた、組織学的レベル・動物個体レベルでの研究を行うことができます。また、薬剤や環境化学物質の分布や代謝、影響解析に必要なLC/MS、GC/MS、安定同位体MSや組織イメージング分析が可能な高分解能質量イメージングシステム、ゲルマニウムγスペクトロメーター、X線照射装置などを揃え、広範囲の研究分野をサポートしています。

アピールポイント

本ユニットではOne Healthの実現に向けて、国内のみならず海外からの学生や研究者も広く受け入れ、短期研修なども行っています。獣医学分野でのこれまでの実績と共同利用、研究者交流におけるアイソトープ総合センターのノウハウを生かした初めての国際ハブ型共同利用拠点プラットフォームの形成を目指します。

獣医学研究院
獣医学研究院


透過型電子顕微鏡 次世代シークエンサー オールインワン顕微鏡 安定同位体質量分析装置 LC-MS
透過型電子顕微鏡 次世代シークエンサー オールインワン顕微鏡 安定同位体質量分析装置 LC-MS
質量イメージングシステム セルソーター フローサイトメーター 共焦点レーザー顕微鏡 表面プラズモン共鳴測定装置
質量イメージングシステム セルソーター フローサイトメーター 共焦点レーザー顕微鏡 表面プラズモン共鳴測定装置

ナノ物質科学・バイオサイエンス顕微解析ユニット(Microscopic Analysis for Nano materials science & Bio science Open Unit/MANBOU)

ユニット構成組織

MANBOUの特徴

ユーザーの利便性を図るため、共用化する電子顕微鏡は、GFCが管理する「オープンファシリティシステム」に登録し、全学的な予約システムで共用できるように整備します。物質科学から生命科学といった幅広い分野で用いられている電子顕微鏡について、試料作製に関するユーザー向けの講習会やユーザーミーティングなどを通じて利用者の利便性を向上させるとともに学際的な融合研究の機会を提供します。産業界や初めて電子顕微鏡を利用するユーザーに対して、試料作製受託窓口を拡充して利便性を向上させ、利用者の増加を図る予定です。

アピールポイント

幅広い研究分野の電子顕微鏡利用に関する様々な要求に対してフレキシブルに対応できるユニットです。本学の超高圧電子顕微鏡でしか実験することが出来ないイオンやレーザーを照射しながらのその場観察や各種環境における場観察を通じた、産学連携や国際的な共同研究の実績があります。

高圧タンク室 収差補正走査透過型電子顕微鏡本体
収差補正走査透過型電子顕微鏡PC
複合量子ビーム超高圧電子顕微鏡の2F高圧タンク室 収差補正走査透過型電子顕微鏡


電界放射型透過型電子顕微鏡 集束イオンビーム加工装置 イオン研磨装置 電界放射型走査型電子顕微鏡
電界放射型透過型電子顕微鏡 集束イオンビーム加工装置 イオン研磨装置 電界放射型走査型電子顕微鏡
クロスセクションポリッシャー カーボン蒸着装置
クロスセクションポリッシャー カーボン蒸着装置
トップへ